合唱曲伴奏(1

1-03.早春賦

   吉丸 和昌 作詞    中田 章 作曲
   長野県大町市安曇野の、雪の残る早春の情景を歌ったものとされています。題名の「賦」とは、漢詩を歌う事または作る事を意味し、「早春に賦す」が原義です。
   6/8拍子の曲で6拍目から歌が始まりますので、「1,2,3,1,2、ハイ」の掛け声で歌い始めて下さい。1-2番間に間奏は有りませんので、1番終了後すぐに
   2番を歌い始めて下さい。2-3番間には間奏が有りますので、掛け声を入れています。

    歌詞の意味
     ①暦の上では春と言っても名前だけで、吹く風はまだ寒く感じる。谷の鶯も、さえずり歌おうと思っているのだけれども、まださえずる時期には早すぎると、声を出さずに
       じっとしている。
     ②川や池に張っていた氷は溶け始め、そこに生えている葦も芽を吹き始めている。さあ、いよいよ春が来たと思っても、思いとは裏腹に現実は厳しく、昨日も今日もまだ
       空はどんよりとして、雪が舞っている。
     ③暦の上ではもう春になったと聞かされなければ、まだ春だとは思わなかったのに、聞いてしまったので、春が待ち遠しくなり、季節の移り変わりさえ遅く感じる。春よ早く
       来いという待ち焦がれる思いを、どうしたら良いのか解らない心境だ。



1-04.浜辺の歌

   林 古渓 作詞    成田為三 作曲
   6/8拍子の曲で、6拍目から歌が始まります。歌の1小節前から「1、2、3、1、2、ハイ」の掛け声を掛けますので、ハイで歌い始めて下さい。
   2、3番の間奏時も同じ掛け声を入れます。

   

   林古渓の詞は、彼が幼い日に神奈川県辻堂の浜辺を歩いた時の追憶を歌ったものとされています。
   「赤裳」は赤い色の服。「まなご」は真砂と同じで細かい砂の事です。


1-13.夏の思い出

   江間章子 作詞   中田喜直 作曲
   1948年に発表された歌曲です。NHKラジオで放送されて、多くの日本人の心を捉えました。尾瀬は一度しか訪れた事はありませんが、近ければ何度でも行って見たい
   場所の一つです。前奏の編曲が良く無いため、歌いだしが難しいです。歌の1小節前から、「1、2、3、4、1、ハイ」の掛け声で歌い始めて下さい。歌は小節の半白目
   から始まります。2番も同様です。2017/12/20



1-14.夏は来ぬ

   佐々木 信嗣 作詞    小山 作之助 作曲
   歌の1小節前から、「1、2、3、4、ハイ」の掛け声で歌い始めて下さい。間奏は有りませんので、続けて2,3番を歌って下さい。 

   歌詞の意味
    「卯の花(うのはな)」これは初夏に白い花を咲かせるウツギの花を指します。旧暦の4月(卯月)頃に咲くことから「卯月の花」=「卯の花」
    と呼ばれました。 「忍音(しのびね)」とは、その年に初めて聞かれるホトトギスの鳴き声を指し、『古今和歌集』や『枕草子』などの古典文学
    作品にも登場する古語の一つです。
    「早乙女(さおとめ)」とは田植えをする女性、裳裾(もすそ)とは衣服のすそ、「玉苗(たまなえ)」は、「早苗(さなえ)」と同様、苗代(なわしろ、
    なえしろ)から田へ移し植えられる苗を意味します。


1-21.椰子の実

   島崎 藤村 作詞    大中 寅二 作曲
   愛知県伊良湖の海岸を訪れた柳田国男の体験を、島崎藤村が聴いてこの詩が作られました。
   歌の2小節前から「1、2、3、4、1、ハイ」の掛け声で歌い始めて下さい。「1、ハイ」の間は半拍です。2016/11/24  



1-26.われは海の子

   作詞 不詳    作曲 不詳
   歌の1小節前から、「1、2、3、4、ハイ」の掛け声で歌い始めて下さい。間奏は有りませんので、続けて2,3,4番を歌って下さい。

   歌詞の意味
     とま‐や【苫屋】とは菅(すげ)・茅(ちがや)などで編んだもので屋根を葺いたそまつな小屋をいいます。
     「浴」とは湯にはいって、体を暖め、また洗うこと。入浴の事です。 「いみじき樂(がく)」は、とてもすばらしい音楽(楽しみ)の意味です。
     「丈余」とは1丈(約3メートル)を超えていること。  「尋」とは水の深さ、縄などの長さの単位です。一尋は六尺(約一・八メートル)。


1-27.雨降りお月さん

   野口 雨情 作詞    中山 晋平 作曲
   「雨降りお月さん雲の陰」、現代人が考えると意味不明の様に感じるこの曲が、雑誌「コドモノクニ」に発表されて、評判を取ったといいます。
   昔の子供達はどんな感性をしていたのか、現代人より心の豊かな感性を持っていた様に感じます。
   私自身も、歌いながら明確な意味は解りませんが、野口雨情が夭折した娘を偲んで書いたのではとの説を聴くと、何となく気持ちが伝わる様な気がします。
   3拍子の曲なので、歌の1小節前から、「1、2、3、ハイ」の掛け声で歌い始めて下さい。間奏にも掛け声が入ります。2016/10/29


1-35.小さい秋見つけた

   サトウハチロー 作詞    中田 喜直 作曲
   歌の1小節前から、「1、2、3、4、ハイ」の掛け声で歌い始めて下さい。2番、3番の間奏から歌に入る時にも掛け声が入ります。


1-36.叱られて

   清水 かつら 作詞    弘田 龍太郎 作曲
   歌詞全体の意味は、親元から離れ、遠くの名家へ奉公へ出された、子供の心境が歌われていると説明される事が多い様です。
   イントロと間奏は6小節で、同じものです。6小節目の4拍半から、歌が始まるので歌い始めのタイミングを掴むのが難しいかも知れません。
   「1、2、3、4」の掛け声の後、「ハイ」の掛け声は1/2拍で入ります。間奏にも同様の掛け声が入ります。 2016/10/28


1-37.里の秋

   斎藤 信夫 作詞    海沼 實 作曲
   歌の1小節前から、「1、2、3、4、ハイ」の掛け声で歌い始めて下さい。2番、3番の間奏から歌に入る時にも掛け声が入ります。

   歌詞の意味
     「お背戸」とは家の裏口、裏手の事です。


1-41.みかんの花咲く丘

   加藤 省吾 作詞    海沼 実 作曲
   6/8拍子の曲です。歌の始まる1小節前から「1,2,3,1,2,3」「ハイ」の掛け声で、歌い始めて下さい。2番3番の間奏にも、掛け声がはいります。

   終戦直後のNHKラジオで放送された曲で、日本を代表する童謡の名作の一つとして知られています。2016/10/31


1-50.船頭さん

   武内 俊子 作詞    川村光陽 作曲
   1941年7月に発表された童謡ですが、戦時歌謡であり、戦争を推し進めようとする歌詞であったため、戦後2番の後半と3番が峰田明彦氏によって改作され、牧歌的で
   ほほえましい渡し舟の光景を歌ったものに、改められました。
   2/4拍子の曲です。歌の始まる1小節前から「1,2、ハイ」の掛け声を入れます、「ハイ」で歌い始めて下さい。2番、3番の間奏にも掛け声を入れています。2016/11/29

   参考 戦時の歌は、六十のお爺さんでも、村のため、お国のため、休む暇もなく働いているのだから、君たちも早く立派になって、お国のために尽くしなさい」というメーッセージ
       が込められていました。下記は源詩です。


戦時下には、子供たちはこんな歌を歌わされていたのですね。心が痛みます。   


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