八経ガ岳撮影山行

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2002/03/14

2月17日不覚にも事故ってしまい、去年初秋より殆どの毎週末の山行を共に過ごした愛車パルサーが瀕死の状態で、修理するか新車を買うかで少し悩んだが結局次のコンセプトで新車を選ぶ事にした。①安い②4輪駆動③座席がフルフラットになり車内で足を伸ばして寝むれる。足を伸ばすのは少し窮屈なところもあるがキューブに決めて納車を待った。

3月7日に予定の一週間前に急遽納車され、9、10日の連休には全く山行の計画は立てていなかったが虫がうずき、8日は定時に退社して取り敢えず20時に雪の少ないと思われる行者環岳を目指す。目的地を行者環岳としたため軽装でアイゼンは持ったもののピッケルも持たずに、車の試運転を兼ねた気軽な山行のつもりだったが、運転をしているうちに雪が少ないのなら八経ガ岳にでも登れる様な気がしてきて、目的地を八経ガ岳に変更する。大峰山系の主要な冬山で経験していない唯一の山であるし、雪が深い様であれば行者環岳に再変更すれば良いとの気持ちもあった。

23時に309号線の冬季遮断ゲートに到着、先客の車が1台駐車して既に車内で寝ている様だ、迷惑をかけないよう少し離れた場所に車を止め就寝の準備をする、外は満天の星空で明日が楽しみだ。

3月9日 4時30分起床、外はあまり寒くなく快晴である。5時30分出発、まずトンネル西口を目指す、道中落石が目立ち雪は南斜面には全くなくそれ以外も思ったほど多く無い。冬季道路遮断の目的は落石の影響が大きい様だ。1時間10分でトンネル西口に到着、八経ガ岳を目指す。霧氷・樹氷は全く無く、今日もただの山行と割り切る事にする。途中雪で滑りやすくなったのでアイゼンをつける。ここで昨夜の先客(神戸から来て車で寝泊りしながらこの辺を巡っているとの事)が追いつき行動を共にする。聖宝宿跡からの登りはアイスバーンの上に20cm程の新雪が乗っており,アイゼンに雪球が着き、重いし返って滑り易いためアイゼンを外すが、新雪がずり落ちて非常に歩きにくく、時間の浪費が大きい。11時弥山に到着、弥山小屋の吹き溜まりには軒先迄雪が積もり、鳥居は半分雪の下である。2m程度の積雪の様だ。樹上には少し樹氷があるものの写真としての興味はわかない。こういう状態で八経ガ岳への登頂をどうするか迷ったが、例のつれが折角ここまで来たので登ると言うので、私も登る事にしたが、写真の事もあるので別行動をする事にした。

   
 弥山-八経ヶ岳鞍部の霧氷1   弥山-八経ヶ岳鞍部の霧氷2

弥山と八経の鞍部で感動の景色に会えた、雲一つ無い青空を背景になんと霧氷が輝いている。早く撮らないと霧氷が溶けるのではないかと夢中でシャッターを切る。というのも先週登った大台ケ原の日出ヶ岳山頂で、6時に目覚めた時には正木嶺北面にかなりの霧氷がついており、これは撮影のチャンスだと思いながら食事を済ましテントを撤収した7時30分にはきれいに霧氷が消え、今のはいったい何だったのだろうという経験があるからだが。  あせる心を押さえPLフィルターを着け、三脚を据えてジックリ撮っていればと思うのは後で考える事で、その時は必死の思いでカメラを手持のまま40枚を一気に撮っていた。

八経ガ岳山頂では先程の反省から420mm望遠を主体にじっくりと撮る。帰りは先程の霧氷がまだ沢山残っている、光線の具合も微妙に変わっているので再度撮影をする。この冬で最も感動した霧氷でこの先こんな機会に恵まれる事は一生ないかも知れない。

   
 弥山-八経ヶ岳鞍部から見た八経ヶ岳  弥山より大普賢岳遠望

弥山で昼食にラーメンを食べた後13時30分より下山開始、登り時の時間浪費を取り戻すため、急斜面を滑る様に一気に駆け下りる。木の根っ子に引っかかって一回転して滑落するも木に掴まって大事を免れるが、今日2回目の大きな反省点である。ただ転倒した場合あの木で滑落は免れるという事前の予知をしていたのは唯一の救いである。以後慎重な行動で下山する。

15時10分にはトンネル西口に到着、ここで自転車で降る、つれと別れて309号線を遮断ゲートまで歩く。登り時に下見した大きなツララは光線の入らない所にあり、カメラをザックから出して撮ろうという気持ちにはならず、そのまま通過する。日が当らないから大きく成長するのだと自分を納得させて。16時20分ゲートに到着。本日空に雲が掛かったのを一度も見ていない、毎週山に入ると、たまにはこんな自然からのプレゼントを貰えるのかと、また来週の山行が楽しみになってくる。

   
 弥山-八経ヶ岳鞍部の霧氷3  弥山-八経ヶ岳鞍部の霧氷4
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